2025年3月25日
大川内直子も執筆した『人文学を社会に開くには。』が刊行されます
国文学研究資料館の菊池信彦先生による『人文学を社会に開くには。:パブリックヒューマニティーズから考え・行動する』が、2025年4月上旬に刊行されます。
この本では、人文学を社会に開いていくための理論と実践を26の視点から提示されており、株式会社アイデアファンド(本社:東京都港区)の代表取締役 大川内直子も「文化人類学の「応用」としての起業と実践」という一文を寄せています。
『人文学を社会に開くには。:パブリックヒューマニティーズから考え・行動する』
URL https://www.amazon.co.jp/dp/4867660868
章だて
- はじめに[菊池信彦]
- 第1部 パブリックヒューマニティーズ/公共人文学の現在地
- 01 パブリックフォークロアを支える理念 ―協働、共有されたオーソリティ、対話主義―[菅豊]
- 02 パブリック(ス)とパブリックヒストリー[岡本充弘]
- 03 パブリックアーケオロジーと考古学の公共性[松田 陽]
- 04 公共人類学と協働の民族誌[関谷雄一]
- 05 デジタルパブリックヒューマニティーズの実践とその課題[菊池信彦]
- 06 ディスカッション
- 第2部 現在地を多様な立場から考える
- 07 公共社会学の挑戦―よりよい共同性を求めて―[盛山和夫]
- 08 公共日本語教育学の理論と実践[川上郁雄]
- 09 パブリックヒストリーにかかる議論[トマ・コヴァン(徳原拓哉訳)]
- 第3部 人文学を社会で実践する
- #発信する
- 10 「人文知コミュニケーション」を考える ―研究機関発信にみるパブリックヒューマニティーズ―[光平有希]
- 11 Philosophy for everyoneの理念とその実践[山野弘樹]
- 12 石棒クラブによるコミュニケーションの実践 [石棒クラブ(三好清超、上原惇、小林遼香)]
- #描く/書く
- 13 漫画を通じた歴史実践[佐藤二葉]
- 14 神話継承・受容の研究動向から感じること[庄子大亮]
- 15 研究成果をもっとウィキペディアに! ―学会、図書館、博物館との連携―[北村紗衣]
- #展示する
- 16 東日本大震災を起点とした博物館活動と社会実践[内山大介]
- 17 COVID-19に関する博物館展示を通じた人文学の発信[五月女 賢司]
- #場を作る
- 18 山村で自宅を図書館として開くということ ―人文系私設図書館ルチャ・リブロの実践から―[青木真兵]
- 19 シチズンサイエンスとアジャイルソフトウェア開発 ―「みんなで翻刻」の取り組みを通じて―[橋本雄太]
- #体験する
- 20 VR とメタバースを人文学教育に活用する―その方法と課題―[矢野浩二朗]
- 21 ゲームを通じて歴史学者の思考を体験する[池尻良平]
- 22 街歩きを通じた人文学の発信 ―「まいまい京都」での実践を通じて―[福島幸宏]
- #活かす
- 23 文化人類学の「応用」としての起業と実践[大川内直子]
- 24 AMANEの取り組み ―人文系学術専門人材が活躍できる社会の実現を目指して―[堀井洋]
- #楽しむ
- 25 歴史的な奥行きを考えるおもしろさ ―過去と現在との対話としての記念碑遠足のススメ―[柳原伸洋]
- 26 歴史フェス、はじめました―歴史を楽しみたい すべての人へ―
[歴史フェス実行委員会(大谷哲、河西秀哉、菊池信彦、福島幸宏、藤野裕子、堀井美里)]
- あとがき[菊池信彦]
ideafundについて
「アイデアで資本主義を面白く」をコーポレートミッションとして掲げる株式会社アイデアファンドでは、文化人類学をはじめとするプロフェッショナルが集い、行動観察調査を通じてインサイトの導出や新しいビジネスシーズの創出に取り組んでいます。
- 代表取締役CEO:
- 大川内 直子(おおかわち なおこ)
- 会社設立:
- 2018年1月4日
- 事業内容:
- 文化人類学を応用した行動観察調査・分析・エグゼキューション
- コーポレートサイト:
- https://ideafund.co.jp/
本ニュースリリースに関するお問い合わせ先
info@ideafund.co.jp