大川内直子も執筆した『人文学を社会に開くには。』が刊行されます

国文学研究資料館の菊池信彦先生による『人文学を社会に開くには。:パブリックヒューマニティーズから考え・行動する』が、2025年4月上旬に刊行されます。

この本では、人文学を社会に開いていくための理論と実践を26の視点から提示されており、株式会社アイデアファンド(本社:東京都港区)の代表取締役 大川内直子も「文化人類学の「応用」としての起業と実践」という一文を寄せています。

『人文学を社会に開くには。:パブリックヒューマニティーズから考え・行動する』
URL https://www.amazon.co.jp/dp/4867660868

章だて

  • はじめに[菊池信彦]
  • 第1部 パブリックヒューマニティーズ/公共人文学の現在地
    • 01 パブリックフォークロアを支える理念 ―協働、共有されたオーソリティ、対話主義―[菅豊]
    • 02 パブリック(ス)とパブリックヒストリー[岡本充弘]
    • 03 パブリックアーケオロジーと考古学の公共性[松田 陽]
    • 04 公共人類学と協働の民族誌[関谷雄一]
    • 05 デジタルパブリックヒューマニティーズの実践とその課題[菊池信彦]
    • 06 ディスカッション
  • 第2部 現在地を多様な立場から考える
    • 07 公共社会学の挑戦―よりよい共同性を求めて―[盛山和夫]
    • 08 公共日本語教育学の理論と実践[川上郁雄]
    • 09 パブリックヒストリーにかかる議論[トマ・コヴァン(徳原拓哉訳)]
  • 第3部 人文学を社会で実践する
  •  #発信する
    • 10 「人文知コミュニケーション」を考える  ―研究機関発信にみるパブリックヒューマニティーズ―[光平有希]
    • 11 Philosophy for everyoneの理念とその実践[山野弘樹]
    • 12 石棒クラブによるコミュニケーションの実践  [石棒クラブ(三好清超、上原惇、小林遼香)]
  •  #描く/書く
    • 13 漫画を通じた歴史実践[佐藤二葉]
    • 14 神話継承・受容の研究動向から感じること[庄子大亮]
    • 15 研究成果をもっとウィキペディアに!  ―学会、図書館、博物館との連携―[北村紗衣]
  •  #展示する
    • 16 東日本大震災を起点とした博物館活動と社会実践[内山大介]
    • 17 COVID-19に関する博物館展示を通じた人文学の発信[五月女 賢司]
  •  #場を作る
    • 18 山村で自宅を図書館として開くということ  ―人文系私設図書館ルチャ・リブロの実践から―[青木真兵]
    • 19 シチズンサイエンスとアジャイルソフトウェア開発  ―「みんなで翻刻」の取り組みを通じて―[橋本雄太]
  •  #体験する
    • 20 VR とメタバースを人文学教育に活用する―その方法と課題―[矢野浩二朗]
    • 21 ゲームを通じて歴史学者の思考を体験する[池尻良平]
    • 22 街歩きを通じた人文学の発信  ―「まいまい京都」での実践を通じて―[福島幸宏]
  •  #活かす
    • 23 文化人類学の「応用」としての起業と実践[大川内直子]
    • 24 AMANEの取り組み  ―人文系学術専門人材が活躍できる社会の実現を目指して―[堀井洋]
  •  #楽しむ
    • 25 歴史的な奥行きを考えるおもしろさ  ―過去と現在との対話としての記念碑遠足のススメ―[柳原伸洋]
    • 26 歴史フェス、はじめました―歴史を楽しみたい すべての人へ―
        [歴史フェス実行委員会(大谷哲、河西秀哉、菊池信彦、福島幸宏、藤野裕子、堀井美里)]
  • あとがき[菊池信彦]

ideafundについて

「アイデアで資本主義を面白く」をコーポレートミッションとして掲げる株式会社アイデアファンドでは、文化人類学をはじめとするプロフェッショナルが集い、行動観察調査を通じてインサイトの導出や新しいビジネスシーズの創出に取り組んでいます。

代表取締役CEO:
大川内 直子(おおかわち なおこ)
会社設立:
2018年1月4日
事業内容:
文化人類学を応用した行動観察調査・分析・エグゼキューション
コーポレートサイト:
https://ideafund.co.jp/

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