家族の中の家電

調査概要

大手家電メーカーの依頼を受け、家族とIoT家電の関係について理解を深めるために文化人類学的手法を中心とした調査を実施。

調査手法

  • 仮説設計
    IoT家電ユーザーが普段感じていると予想される喜びやストレスを事前に検討。クライアント自身が抱いている固定観念を洗い出すためにもクライアントと共同で一次仮説を検討していった。

  • プレ調査
    インタビュー対象者の家電の使い方に関する認識や、家電を使う上での制約となる間取りなどの基礎情報を把握するためにワークシートを設計し、事前に回答してもらった。

  • インデプスインタビュー
    IoT家電ユーザーに対し、文化人類学者によるインタビューを実施した。

  • フィールドワーク
    インデプスインタビューの結果を踏まえ、一部のインタビュー対象者の自宅を訪問し、家族と家電の関係に関するフィールドワークを実施した。

調査結果

  • IoT家電が家族の関係やコミュニケーションを円滑に促進しうる具体的な方向性・可能性を引きだすことができた。

  • ホリスティックな調査により、家電とは一見無関係な家事を介した夫婦の関係性、またそれらの関係性が時間と共に変容し続けるという、調査実施前の仮説とは異なった新しいインサイトを導出できた。

  • 人々が感じる喜びやストレスは家事によって大きく異なるということや、その内容を明らかにできた。

ポイントと成果

  • インタビューを夫婦のどちらにも行った。このことにより、夫婦間の家事育児に関する認識の違いや、普段彼らの会話には表れない情動を引き出すことができた。

  • プロジェクト全体を通してクライアントに向けてワークショップを定期的に行うことで、クライアント自身が人類学的視点からユーザーの困りごとやUXを見つめ直す機会となった。また、クラインアントのIoT家電に関するリテラシーと我々の人類学の知見が合わさることで相乗効果を生むような調査になった。

  • クライアントの今後のサービス開発に繋がるインサイトをはじめとして、当初の想定よりもより多様なインサイトを引き出せた。

ideafundについて

「アイデアで資本主義を面白く」をコーポレートミッションとして掲げる株式会社アイデアファンドでは、文化人類学をはじめとするプロフェッショナルが集い、行動観察調査を通じてインサイトの導出や新しいビジネスシーズの創出に取り組んでいます。

代表取締役CEO:
大川内 直子(おおかわち なおこ)
会社設立:
2018年1月4日
事業内容:
文化人類学を応用した行動観察調査・分析・エグゼキューション
コーポレートサイト:
https://ideafund.co.jp/

本ケーススタディに関するお問い合わせ先
info@ideafund.co.jp